贈り手も贈られた人も気持ち溢れる胡蝶蘭

胡蝶蘭は普段あまり身近で見かけることは少ないと思います。
白い花が並んで連なって咲いていて存在感がたっぷりあって他の花に比べて一目置かれるような存在の花だと私は昔から思ってます。他の花に比べて胡蝶蘭は飛びぬけて値がはるのも大きな存在感の理由の一つだと思います。値段が高いのと連なって咲く花が案外場所を選ぶので、なかなか観賞用として自分で購入する方は少ないんではないかなと思います。その分、胡蝶蘭を贈られた受け取り側の人は確実に喜びます。

昔、夜の仕事をしていた時期があり
その時に新人のころからお世話になった先輩のお姉さんがいました。私が店に入った当時からお姉さんはずっとその店のNO1でした。けれどそれを鼻にかけたりせず後輩をいじめたりせずいつだって可愛くて優しい気持ちのある方で私の憧れでもありました。
もちろんNO1のお姉さんの毎年のバースデーは盛大です。そのお姉さんのバースデー当日は店の外まで色とりどりの花が飾られていました。すべてお姉さんのお客さんからの誕生日のお祝いの花です。そこで私は当時はじめて胡蝶蘭という花を知りました。
だいたいの胡蝶蘭には花とセットで送り側の方のお名前とそのお姉さんの名前の入った木の札が刺さっていました。それは1つあっただけでもインパクトは大きく存在感を放ちます。夜の世界だともしかしたら胡蝶蘭の数だけそのキャストの女性の評価だとわかりやすいものでもあるかもしれません。胡蝶蘭は安い花ではないので、この人になら胡蝶蘭を贈りたいとか贈る相手への気持ちがなければ簡単には贈らない花だと思います。
その時から憧れのお姉さんのように私もいつか胡蝶蘭を贈っていただけるように成長したいなと思ったものです。それと同時にいつか大切な誰かに贈ることができたその時は私も一人前になれてるときかななどと夢描いていました。
それから5年くらいたったころ私は違う店舗へ移動して、そのお姉さんとは他の店舗で勤務していました。その時、私は新人の時代より仕事に前向きでした。なのでお姉さんにはおよばずとも、お客様にも恵まれていました。お姉さんからも「頑張っていると聞いているよ」とたまに連絡をもらっては励みにしていたころ、その年のお姉さんの誕生日が近づいて私は違う店舗にもなってしまったし今年は私からお姉さんに胡蝶蘭を贈りたいと思いました。他のお客様からのお祝いの花の邪魔をしないようネットで検索してミニの胡蝶蘭を木の札に名前を入れてバースデーの日に贈りました。
もちろんその年もお姉さんのバースデーは大盛況だったそうです。なのできっとすごく忙しかったであろうお姉さんが胡蝶蘭を贈ったことは言わないでいたのに、ちゃんと私からのミニの胡蝶蘭にも気づいてくれていてとても喜んでもらえました。憧れだったお姉さんに喜んでもらえてお祝いの日に花を添えることができて私自身すごく嬉しかったですし強く記憶に残っています。

胡蝶蘭の魅力

胡蝶蘭は自宅で育てて、自分で楽しむのにも最適な鉢花ですが、ここでは「ギフトとしての胡蝶蘭の鉢植えの魅力」にテーマを絞って説明しましょう。
ギフト用の高級花の代名詞ともいえるのが、胡蝶蘭。特に、会社など公の関係先に贈るギフトとしては定番中の定番です。
その魅力の第一は、何といってもその高級感でしょう。胡蝶蘭は定番の白のほかにも薄紅などのバリエーションがありますが、そのすべて共通して言える特徴が「派手にして上品、そして圧倒的な存在感」です。
ふつうに考えると「派手」はむしろ下品な印象につながることが少なくありません。ところが胡蝶蘭に限っては、花の中でも屈指の派手さを備えているにも関わらず、同時に大変上品なのです。そして抜群の存在感があるのですから、ギフトとして人気があるのも当然といっていいでしょう。
また、意外にリーズナブルというのも、胡蝶蘭の魅力の一つです。おそらく「胡蝶蘭は高い」というイメージを持っている人が少なくないでしょう。確かに「安い花」ではありません。けれど、1万円台でかなり立派な鉢が手に入りますし、ボリューム満点の豪華な3本立ちでも3万円前後が相場です。
その豪華さや高級感を考えると、けっして高すぎるということはなく、ほかのギフトと比較すれば、意外にリーズナブルということもできるのではないでしょうか。
ちなみに、家庭向けのかわいらしい鉢なら2、3千円で購入できますから、「ちょっとした手土産」にもなるはずです。「ちょっとしたお菓子」程度の価格なのですから、リーズナブルと言わざるをえないでしょう。
さて、以上は「贈る側」から見た胡蝶蘭の魅力とメリットですが、ここからは「贈られる側」のメリットを見ていきましょう。
豪華で高級感があるので、会社や店、家が華やぐことは言うまでもないでしょう。
それ以外にも、「世話が楽」というメリットがあります。胡蝶蘭は水やりもかんたんで、日当たりなどを気にする必要はありません。ふつうの室内に置いておけばそれでOKです。
また、花もちが大変いいのも、ほかの花にはないメリットでしょう。室内で管理すれば2か月から3か月、花がもってくれます。ですから、たとえば開業のお祝いにもらった胡蝶蘭の鉢植えは、開業後2か月以上、店や会社を飾り続けてくれるのです。
さらに、ほとんど無臭というのも、意外に知られていない胡蝶蘭の大きなメリット、ギフトとしての魅力と言っていいでしょう。
たとえば、同じようにギフトに用いられる人気の花、バラやユリ(オリエンタルリリー)には、多くの品種に芳香があります。それ自体は、花の魅力と言っていいでしょうが、たとえば、飲食店やクリニックだと、贈られた側がその香りを「かえって迷惑」と感じることも少なくありません。
その点、胡蝶蘭には香水のような匂いがありません。ですから、どんな店やクリニックにおいても「迷惑」になりようがないのです。
以上、ここではギフトとしての胡蝶蘭の魅力についてお話ししてきました。お気づきかもしれませんが、紹介した魅力、メリットは自分で胡蝶蘭を買って自宅を飾り、育てて楽しむためのメリットでもあるのです。